段付きネジ(ショルダースクリュー)は通常スプリングとセットで使用され
ヒートシンクの固定方法の一つです。
この固定方法の特長としては以下のような点があります。
アルファでは標準的なサイズの段付きネジを用意しており、
お客様の仕様に応じてスプリングも含めたトータルソリューションをご提供できます。
なお段付きネジおよびスプリングは単品でも提供可能です。
参考情報 : スプリング選定について
段付きネジの構造はバネを受けるHEAD部、ヒートシンクと段付きネジ本体を 連結する為に使用するE-RING挿入溝部、 基板側に接触するショルダー接触面、 そして基板側と固定するためのM3ネジ部となります。
ヒートシンクと段付きネジをE-RINGで組みつけして納入することが可能なため、 組立作業の効率化と部品管理の点で優れております。
段付きネジを基板に固定する部品例を紹介します。
なお標準段付きのネジ径はM3xP0.5となりますのでお確かめの上選定してください。
①基板に圧入またはハンダするタイプ (セルフクリンチングファスナー) |
②ナット |
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PEM社やMAC8社などから入手可能 |
一般的なナット |
③スタンドオフ | ④バッキングプレート (バックプレート) |
基板上に設置し土台の役割となる |
基板裏側に設置するネジ穴のあるプレート (基板の反りを抑制。高荷重なケースに適す) |
※上記部品は弊社からは提供しておりません。
ヒートシンク取付手順のガイダンスです。
左のメニューをクリックすると、取付手順が表示されます。
1. ヒートシンクには段付きネジ取付用の穴が必要です。
2. 段付きネジとスプリングをヒートシンクに挿入します。
3. Eリングで段付きネジを固定します。
4. この状態で納入されます。
5. 基板にボード用セルフクリンチングファスナー(PEM等)を設置します。
6. ヒートシンクをチップの上に設置します。
7. ネジを締めて固定完了。
段付きネジとスプリングでヒートシンクを固定する場合、ヒートシンクに専用の穴が必要となりますが あらかじめ専用の穴が加工されている製品を標準で提供しております。
こちらの製品であれば、段付きネジ、スプリング、サーマルインターフェースを セット品(組付け済)としてご購入いただくことが可能です。